「みんなの家づくり」とは、そこに住むお客様、ご近所などの地域の方や社会、お客様の思いを形にする大工や職人、そして家族と自分自身、家づくりに携わる人みんなが喜び合える家づくりです。
しかし日本が高度成長期を迎えると、多くの家をより効率よく建てることが求められ、今まで棟梁が行なっていた営業、設計、見積もり、監督、工事はそれぞれ分業されていきました。それにより、短い期間で一定の品質の家ができるようになりましたが、同時に責任の所在が複雑になり、お客様の思いも伝わりづらくなりました。
お客様の顔が見えないことで、現場で働く大工は何のために、誰のために家を建てているのかを考えることをしなくなり、なかには自分の利益を優先して手抜きをする職人まで現れました。
どんなに技術が進歩しても、家は人の手でつくられるものです。
お客様の顔を知らずにただ作業をこなす家づくりと、ご家族が喜んでいただける顔を想像しながら作業をする家づくりとでは、同じ作業でも、同じ図面でも仕上がりは違ってきます。人の仕事、ものづくりとはそういうものではないでしょうか。
熊井工務店では、お互いに顔の見える、心を通わせる家づくりを大切にしています。 設計士や大工も熊井工務店の社員なので、お客様には、自分の家づくりに携わる人を知って安心していただき、スタッフはお客様の顔を知り、思いをしっかりと受け止めたうえで家づくりに携わっています。
みんなの思いをつないでできた家で、お客様に感動し、喜んでいただく。 そのお客様を見て、つくった私たちも心から喜ぶ。感動をいただく。 それが私たちが常に目指す”顔の見える家づくり”、「みんなの家づくり」です。